Googleトレンドで未来を予測する

「Googleトレンド」は、Googleで検索されたキーワード(検索クエリ)の「検索トレンド」を知ることができる無料のツールです。

下図のようなグラフで、検索キーワードのトレンドを知ることができます。

例えば、タクシードライバーの採用で、ある期間に「タクシー 求人」という検索キーワードが「最も多く検索されたのはいつだったのか」反対に「検索されなかったのはいつだったのか」といったトレンドを知ることができます。
この検索キーワードの「トレンド」と、実際の「応募数」がどのくらい関係しているかを分析できるのが「相関分析」です。
相関分析で「関係性が高い」と結論が出れば、翌週のトレンドを「予測」して、そのトレンドに合わせて広告を運用することが可能になります。
要するに、検索が多い時=求職者が仕事探しをしている時に広告をたくさん出し検索が少ない時=求職者が少ない時は広告を控えることで募集予算の最適化(採用単価の削減)を実現することができるのです。
いかがですか? 改善が期待できそうですよね!
それでは、Googleトレンドを使ってみましょう。

Googleトレンド」にアクセスして、検索窓に「タクシー 求人」と入力してください。
※タクシーと求人の間は半角スペースを空けてください。
※検索キーワードは自社で募集している「職種名+求人」でもOKです。

すると、直近12か月間(期間は変更可能)の検索トレンドが表示されます。

■トレンドグラフの見方

対象の期間に最も検索された時点(週)を「100」として、その他の週が指数化されて表示されます。上のグラフの期間は、2018年7月22日~2019年7月19日までの12か月間です。この期間で最も多く検索されたのは、2019年6月23日-6月29日(右側の山)でした。※グラフは2019年7月18日時点のもの
このグラフを見ると、2月、3月、6月に検索数が多かったことが分かります。
こうした検索トレンドのアップダウンと、実際の応募数がどの程度関係しているのかをあるタクシー会社の実データ(実際の応募数)を使って「相関分析」してみました。

■相関分析

相関分析は、2変数の関係性を「相関係数」と呼ばれる-1から1の値で表す分析手法です。相関係数は、-1や1に近いほど関係性が強く、0に近いほど関係性が弱いことを表します。
弊社のクライアントのタクシー会社様の実データで相関分析してみたところ、相関係数は「0.46」でした。判断としては「中程度の相関がある」と言えます。要するに、検索回数が増えれば応募が増え、検索回数が減少すれば応募が減るということをある程度説明できるのです。
しかし、求職者は「タクシー 求人」と検索をしてからすぐに応募するのか? 検索をしてから1~4週間くらい空けて(検討して)応募しているのではないか? という経験的な疑問も生じます。
そこで、検索トレンドと実際の応募数を1~4週ずらした相関関係についても調べてみることにしました。結果は、以下の通りです。
当週:0.46
1週ずらし:0.35
2週ずらし:0.31
3週ずらし:0.22
4週ずらし:0.19
上記から、検索トレンドと実際の応募数の関係性は、「当週」が最も高いことが分かりました。要するに、検索後、しばらく経ってから応募するのではなく、検索してすぐに応募しているということが言えそうなのです。
この分析結果を基に、予測トレンドに合わせた広告運用(検索が多い時に広告をたくさん出し、検索が少ない時は広告を控える)を行い、効果の改善を目指しています。もちろん、前週の振り返りとしても活用が可能です。
Indeed広告の運用において「翌週の検索キーワードのトレンド」は必須の参考データとなっています。ある企業では、同一の予算でクリック数が30%増加し、採用数が20%も増加した事例もあります。この機会に広告運用を依頼している代理店に、検索キーワードのトレンドを参考にしているか確認をしてみるのも良いでしょう。
この記事を書いた人
藤原良輔(ふじはらりょうすけ)
株式会社オープンズ 代表取締役
株式会社リクルート、株式会社リクルートフロムエーにて、求人メディアの営業、企画、編集、代理店渉外を経て、2010年10月に株式会社オープンズを設立。Indeed広告の運用、Google、Yahoo!のリスティング広告の運用、採用サイトの制作、アクセス解析、データ分析といったWEBリクルーティング専門のコンサルタント。著書に、「人材採用に統計学。WEBリクルーティング入門」「GoogleアナリティクスWeb解析の強化書」などがある。

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