予算を上げずに「24時間広告を出す」

Indeed広告で効果を出すための基本的な運用方法として、「24時間広告を出す」ことが知られています。
これは、日額の予算を上げて広告を出し続けるということではなく、「適正な上限単価」を設定して24時間広告を出し続けるいうことです。

■2時間しか広告が配信されていない

基本的なことになりますが、Indeedの管理画面における日付の更新は15:00(夏季は14:00)です。
日額予算に対して適正な上限単価が設定されていないと、日付が更新されてから2時間くらいですべての予算を消化してしまうことがあります。
実際にあったケースですが、日額予算が10,000円で上限単価が500円に設定されていた企業では、16:00ころまでに20クリックを獲得してしまい(日額予算を使い切ってしまい)、16:00~翌14:00の日付更新まで広告が表示されていないという状況でした。
これでは、いくらIndeedに広告を掲載しても人材を採用することはできません。
このようなケースは、営業担当者がIndeed広告を運用しているか、または、毎日上限単価の更新を行っていない代理店でよくあります。
まずは、現在取引している代理店に24時間広告が表示されているかを確認してください。
「何時頃に予算が消化しているか」「日額予算が消化されない日はあるのか」といった質問に即答できなければ、適正な運用が行われていない可能性が高いと思ってください。

■日額予算に対する上限単価設定

さて、「24時間広告を出す」ことで重要となるのが、日額予算に対する上限単価(CPC/Cost Per Click/クリック単価)の設定です。
Indeedの管理画面では、「平均CPC」を確認することができます。平均CPCとは、1クリックあたりの平均単価です。
上限クリック単価を500円に設定しても、実際のクリック単価は平均162円といったように必ずしも上限クリック単価になる訳ではありません。
この平均単価を単純に平均と考えるか、平均単価は「正規分布している」と考えるかで、上限単価の設定に大きな差が出ます。
平均CPCを単純に平均と考えて上限金額を設定してしまう人は、予算を消化させるためにかなり高い上限金額を設定してしまいます。
実際にはもっと安い上限金額でたくさんのクリックが獲得できるのですが、これでは予算の無駄遣いです。

■平均CPCは正規分布している

平均単価が正規分布しているとは、平均は幅を持っているということです。
平均CPCが150円だった場合、実際のクリック単価は130円であったり、170円だったりして平均CPC150円になっています。
しかし、20円であったり280円といったように平均CPCから非常に離れた単価でのクリックは極端に少ないはずです。

■上限単価は平均CPCの1σ範囲

従って、まずは24時間広告が出続ける平均単価を運用で探り、上限単価を平均CPCの1σ範囲に設定するのが最も効果的と考えられます。
1σ範囲を管理画面で確認することはできませんが、毎日数回管理画面で確認していればおおよその範囲を摑むことができます。
具体的には、キャンペーンAでは平均CPC+50円が1σ範囲、キャンペーンBでは平均CPC+30円が1σ範囲というイメージです。
実際の運用場面では1日の中でも入札単価が変動するので、クリック数を確認しながら上限単価を調整していくことになります。
この記事を書いた人
藤原良輔(ふじはらりょうすけ)
株式会社オープンズ 代表取締役
株式会社リクルート、株式会社リクルートフロムエーにて、求人メディアの営業、企画、編集、代理店渉外を経て、2010年10月に株式会社オープンズを設立。Indeed広告の運用、Google、Yahoo!のリスティング広告の運用、採用サイトの制作、アクセス解析、データ分析といったWEBリクルーティング専門のコンサルタント。著書に、「人材採用に統計学。WEBリクルーティング入門」「GoogleアナリティクスWeb解析の強化書」などがある。

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